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ロケツーリズム協議会、ロケ誘致と活用へ実践的な学び深める 24年度2回目の会合開く

2024年7月26日
編集部:木下 裕斗

2024年7月26日(金) 配信

会合のようす

 ロケツーリズム協議会(藤崎慎一会長、東京都港区)は7月18日(木)、渋谷キューズ(東京都渋谷区)で2024年度2回目の会合を開いた。自治体や企業、制作者が集まり、ロケ誘致と活用について実践的な学びを深めることが目的。

 今回は、グループワーキングを実施。撮影実績の活用・拡散、地域内外へのPRを学ぶ「プロモーション」、撮影サポートの環境整備への知識を身に着ける「ロケーションサービス」、民間事業者が誘致を目指す「企業」、ロケツーリズムの基礎を習得する「ガイダンス」の各コースに分かれ、実践的な知識を深化した。

 このうち、プロモーションでは、映画やCMなどの舞台となった地域のほか、エンタメ情報などを発信する雑誌ロケーションジャパンの山田実希編集長が講師を務めた。

 自治体や事業社などが一般公開前に、各地で撮られた映像を広報誌やSNSを通じて写真でアピールすることについて、山田編集長は「『シーン写真をください』と制作者にお願いするだけでは、もらえない可能性がある。発信によるドラマや映画などへの集客効果も説明してほしい」と呼び掛けた。

 さらに、掲載する画像の補足として、出演者が座った、または立っていた場所のほか、具体的なシーンの内容などを加えることで、「地域への来訪とファンの増加につながる」とした。

 その後のまとめで、同コースに参加していた北海道・上富良野町の大道千アキ氏は「現在、撮影が行われている作品もあるため、ロケ実績を上手く発信できるよう、(セミナーで学んだことを)仕掛けていきたい」と感想を述べた。

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