阪急交通社社員33人が、高野参詣道女人道の道普請 環境保全活動に取り組む
2024年7月29日(月) 配信
阪急交通社(酒井淳社長)は7月27日(土)、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産である高野参詣道女人道の道普請を実施した。雨量の多い高野山の参詣道の傷みを修繕・保全する試みで、2014年に活動開始。悪天候やコロナ禍による延期を経て、登録20周年となる今年に活動を再開した。
熊野古道・高野参詣道は、伊勢神宮と並ぶ紀伊半島を代表する観光資源。同社でも、添乗員同行の周遊型ツアーや、語り部と歩く世界遺産の旅などを販売し、年間を通じて「信仰の道」に案内している。
道普請は、今回で6回目を迎える。同社従業員33人とその家族が参加した。和歌山県の関係者が「道普請」の意義について説明し、その後、雨水などで浸食された高野山大門北側付近の高野参詣道女人道に、約1㌧の土を入れる修復作業を行った。