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新島村が初の食体験型キャンペーン展開へ 食から島の魅力を発信し観光誘客を

2024年7月31日
編集部:飯塚 小牧

2024年7月31日(水) 配信

大沼弘一村長

 東京都・新島村(大沼弘一村長)は8月1日(木)~31日(土)までの1カ月間、島の魅力を発信して観光誘客につなげるため、初となる食の体験型キャンペーン「AMORE!新島~コーガ石が導いた新島食材と巡る南イタリアへの旅~」を展開する。イタリアの食文化を発信するグローバルブラント「EATALY」(イータリー・アジア・パシフィック、西条真義社長、東京都千代田区)とコラボレーションし、同社の国内全5店舗で新島村の明日葉やアカイカなど、地域食材を使用した限定メニューを提供する。

 伊豆諸島にある新島村は新島と式根島の2島で1つの村を構成。東京都心から南に約160キロで、高速船で約2時間半、飛行機で約35分で行くことができる。夏場は多くの観光客で賑わう東京・島しょ地域の1つだ。

 同村は7月31日(水)、イータリー銀座店で報道関係者向けに発表会を開き、大沼村長は新たな観光キャンペーンを模索するなか、世界でも新島と南イタリアのシチリア州リパリ島でしか採れないという「コーガ石(抗火石)」に注目したときっかけを説明。これを接点に展開するため、イータリーをパートナーに「食から魅力を知ってもらうことにした」と述べた。限定メニューのなかで、前菜はコーガ石から作られた新島ガラスの前菜皿で提供する。大沼村長は「コーガ石が結ぶ関係性を楽しんで」とし、「イータリーでの体験を通して興味を持ってもらい、島へ訪れてほしい」と呼び掛けた。

 同村産業観光課の釜靖昭課長によると、同村の観光客数はコロナ禍に比べ2倍ほどに増加しているというが、コロナ前との比較では8割ほどの回復という。同キャンペーンの展開で、新たな観光客の獲得を狙いたい考えだ。

「AMORE!新島~コーガ石が導いた新島食材と巡る南イタリアへの旅~」

新島食材の提供メニュー

 新島村の夏の食材を厳選し、村役場とイータリーで試作、協議を重ねながら各メニューを用意した。8月1日(木)~31日(土)まで、イータリーの銀座店、湘南店、原宿店、丸の内店、日本橋店の全5店舗で数量限定で提供する。

 前菜の「アンティパストミスト新島」(980円)は、新島焼酎麹で発酵させたサラミや新島産のトマトやナスを使ったカポナータなどが並ぶ。また、「新島産アカイカと夏野菜のフリット」(1980円)は、新島で水揚げされた、“イカの女王”と称されるアカイカと夏野菜をイタリアン定番の揚げ物、フリットに仕上げた。

 伊豆諸島の特産品といえば、明日葉。今回は、新島産の明日葉を練り込んだパスタ「新島産明日葉タリアテッレ(フレッシュトマト入りヴォンゴレ)」(1980円)に変身した。このほか、新島の製塩業を復活させ、コーガ石を使った釜から作られている「しおさいの塩」を使ったジェラートやカンノーリ、マリトッツォなどドルチェも取りそろえた。

 これらが一度に楽しめる「新島夏のパスタコース」(2980円)も用意する。なお、一部メニューは取り扱いがない店舗もあるという。

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