〈観光最前線〉中小旅行業の未来像模索
2024年8月3日(土)配信
滋賀県旅行業協会(北川宏会長)は7月12日、中小旅行業の未来像を模索しようと会員同士が腹を割って話し合う座談会を初開催した。集まった20社は大きく分ければ「旅行会社」と「バス会社」だが、旅行会社といっても個人中心、個人・団体両方、着地型専門、インバウンド向けプライベートツアー、サイクリングツアー専門など業務領域は多岐にわたる。またコロナ禍のなかで新規事業としてキッチンカーレンタルや宅配弁当業務を始めたという報告もあった。
いかに安く仕入れるか、高付加価値型で単価を高めよう、大手に対抗するために協業化が必要だ、さまざまな意見が出た。通常総会で顔を合わすだけでは普段どんな仕事をしているのかわからなかったが、もがきながらも何とか歩みを進めようとする姿が垣間見えた。
【土橋 孝秀】