桜の森ホテル&リゾーツ、取得した今井荘をリニューアルオープン グループの食の経験を生かした旅館へ
2024年8月5日(月) 配信
学校給食を調理・提供する東洋食品(荻久保英男社長、東京都台東区)のグループ会社桜の森ホテル&リゾーツ(荻久保康利社長、東京都台東区)は8月5日(月)、取得していた温泉旅館「今井荘」(静岡県・河津町)を改装し、オープンした。
桜の森ホテル&リゾーツは東洋食品グループの食の経験を生かしたホテル事業を展開するため、設立。今井荘を第1号ホテルとして、運営していく。
今井荘は1934年に開業して以来、日本の静養地として、昭和天皇や政界、財界、文化人などをもてなしてきた。2023年春ごろから約1年掛けて、伝統と格式を残しつつ、新しいモダンな宿泊施設にリニューアルした。
コンセプトは「SLOW RESORT」。滞在中は時間を気にせず、食事や会話を楽しみながら、目の前に広がる海を見ながら大切な人と思いのままにスローな時間を過ごしてもらう。
具体的には、滞在中のすべての食事やドリンクを宿泊代金に含めるオールインクルーシブ制度を採用した。食事は伊豆の幸や旬の食材をブッフェスタイルで用意。ライブキッチンでは、メイン料理の肉や魚を利用客の前で仕上げ、提供する。また、すべての客室からは海を眺めることができる。全室が63平方㍍以上であるため、開放的な空間で寛げるという。
桜の森ホテル&リゾーツは2026年に、第2号ホテルとして神奈川県の小涌谷に新築ホテルをオープンする。
同社は「これからも食を通じて人を幸せにできるよう邁進し、人と社会に癒しと寛ぎを与え続けていく宿を目指す」とコメントしている。