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震災後初となる大規模花火大会「双葉花火」 福島県・双葉町で9月28日(土)に開催(糸井火工)

2024年8月5日
編集部:馬場遥

2024年8月5日(月) 配信

花火大会のイメージ。会場は東日本大震災・原子力災害伝承館。(NPO法人県クリエイターズ協会提供)

 福島県・双葉町中野地区で、東日本大震災後初となる大規模花火大会「双葉花火」(福島煙火協会主催)を9月28日(土)に開催する。1尺玉を含めた約5000発規模の花火大会となり、福島県内の花火師たちが協力する。

 音楽に合わせて花火を打ち上げる「ミュージックスターマイン」や、絵本「きぼうのとり」の朗読に合わせた特別な花火などを打ち上げる。

 打ち上げは、9月28日(土)午後6時から。

 花火観覧エリアは、東日本大震災・原子力災害伝承館裏広場。

 自由席は、一般席が1人4500円、カメラマン一般席が1人5000円。

 指定席は、椅子席が1人6000円、ペア席2人で1万5000円、4人テーブル席が4人で2万8000円。

 プレミアム席は、ペア席が2人で2万4000円。4人テーブル席は、4人で4万円。どちらも、伝承館3階の海のテラスから花火を見渡せる。

 また、協賛プランも用意し、協賛社にはホームページなどでの企業名掲載や、特別観覧席が付いたS~Dの各プランのほか、会場内にPRブースを設けるCMプランなどの特典を付ける。

 日中はインバウンド観光客向けに、日本の食や文化、伝統を楽しめる企画も予定。福島の日本酒ブースの設置や、浴衣レンタルブース、線香花火づくりなどが体験できるワークショップコーナー、東日本大震災・原子力災害伝承館見学ツアーなどを用意している。

 福島煙火協会会長(代表=糸井火工)の糸井秀一氏は、「きっかけは震災10年の追悼花火を伝承館で上げたとき。花火を挙げるには最高の場所だと感じた。震災から長い時間が経ち、復興への歩みは確実に進んでいる」。

 一方で、双葉町の町民数は未だ100人程度にとどまっていることに触れ、「被災地の今を知ってもらうため、震災を風化させないためには、この地域に訪れてもらうことが大事」とした。

 「花火はたくさんの人を集めることができる。復興記念公園の開園を来年に控え、復興のラストランナーと呼ばれるこの地域で、みんなで空を見上げたい」と話す。

 同協会は、「イベントを通じて地元以外の人たちが震災関連施設などを巡る機会を作り、浜通り全体の関係人口拡大にもつなげていく」考えだ。

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