南知多観光ホテル大新が自己破産へ(帝国データバンク調べ)
2024年8月13日(火) 配信
南知多観光ホテル大新(内田新三社長、愛知県・南知多町)は8月5日(月)までに事業を停止し、弁護士に事業を一任、自己破産申請の準備に入った。帝国データバンクによると、負債は約3億5200万円。
同社は1951(昭和26)年6月創業。88(昭和63)年2月に法人改組した旅館の運営業者で、「南知多観光ホテル大新」として営業。温泉を備え内海海水浴場に近接し、幹線道路にも面していることから地元では相応の知名度を有していた。
93年8月期には年間収入高約2億9700万円を計上していたが、新型コロナの影響など観光客が減少。「過去の設備投資に伴う借り入れ負担も重く余裕のない資金繰りが続いていた」(帝国データバンク)という。23年8月期の収入高は約3200万円に落ち込んでいた。