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第15回辻静雄食文化賞の贈賞式開く 真田純子氏の作品と「Chez Inno」手島純也料理長が受賞

2024年8月20日
編集部:増田 剛

2024年8月20日(火) 配信

(左から)辻芳樹氏、手島純也氏、真田純子氏、選考委員の門上武司氏

 辻静雄食文化財団(代表理事=辻芳樹・辻調グループ代表)は8月19日(月)、辻調理師専門学校東京(東京都小金井市)で第15回辻静雄食文化賞の贈賞式を開いた。

 受賞作は「風景をつくるごはん―都市と農村の真に幸せな関係とは」(著者=真田純子氏)。また、専門技術者賞には、「Chez Inno(シェ・イノ)」(東京都中央区京橋)料理長の手島純也氏が受賞した。

 同賞は、よりよい「食」を目指し、新しい世界を築き上げる作品や人を顕彰するもので2010年に創設。冒頭、辻芳樹代表理事は「手探りでスタートしたこの賞も15回を数え、ここまで育ててくださった多くの方々に感謝を申し上げたい」と謝意を述べた。

 受賞作「風景をつくるごはん―都市と農村の真に幸せな関係とは」は、「食文化と農村風景を結びつける新しい視点から、そこに関わる私たちに環境の保全を追求した風景と食の美しさの可能性を示唆した」(選考講評)ことなどが贈賞理由。

 著者の真田氏は「私はもともと工学系の研究者で、とくに風景を対象にする研究をしてきた。工学系の枠の外である食の分野で評価していただけたことを本当にうれしく思う」と喜びを語った。

 専門技術者賞の手島純也氏は「日本におけるフランス料理の継承者として、フランスで学んだ先行世代が持ち帰った伝統的技術を受け継ぎ、その卓越した技術力で現代に開花させることによって次世代に手渡そうとする強い意志」(選考講評)が高く評価された。

 手島氏は「自分がフランス料理人として生きているのは先人のシェフたちがフランス料理の技術や文化を持ち帰ってきてくれたおかげ。生涯をかけて継承していきたい」と想いを述べた。

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