HISと熱海市、訪日誘客に向け協定結ぶ 海外現地法人通じ魅力発信へ
2024年8月23日(金) 配信
エイチ・アイ・エス(HIS、矢田素史社長)と静岡県熱海市はこのほど、インバウンド観光推進に関する協定を締結した。同社の海外現地法人を通じて熱海市の魅力を発信し、インバウンド誘客促進と関係交流人口を創出する狙い。
熱海市の年間宿泊者数は、コロナ禍前の水準にまで回復しつつある一方、ほかの温泉リゾートと比べて訪日需要の低さが課題となっていた。これを受け、同市はHISと協定を結び、訪日客の誘致により力を入れることを決めた。
両者は具体的に、観光人材交流による地域コンテンツの発見と磨き上げのほか、同社の国内外ネットワークを活用した熱海市の情報発信や、ツアーの企画・販売など行っていく。
9月1日(日)~30日(月)には、同社の台湾現地法人である三賢旅行社から、台湾人スタッフを同市へ派遣し、定期的なインバウンドプロモーション検討会の実施を通じて、市の活性化に向けた知見を高める。同スタッフは帰国後、同市のソーシャルメディアを立ち上げ、魅力発信に努める。
さらに、10~12月に掛けて開催される花火大会を観賞する旅行商品を販売する。