11月2・3日に「人間将棋 姫路の陣」開催へ つるの剛士さんがゲスト対局
2024年9月11日(水) 配信
兵庫県姫路市(清元秀泰市長)は11月2日(土)、3日(日)に姫路城三の丸広場で「人間将棋 姫路の陣」を開く。プロ棋士が甲冑や陣羽織など、戦国衣装をまとった人間の駒を指揮し、勝敗を争うユニークな催し。日本将棋連盟が協力し、2日には同連盟任命の将棋親善大使・つるの剛士さんがゲスト対局を行う。
人間将棋は、将棋駒の生産量日本一の山形県天童市で1956(昭和31)年から行われている伝統行事。豊臣秀吉が関白・秀次を相手に、伏見城(京都府京都市)で小姓や腰元たちを将棋の駒として、将棋の野試合を楽しんだという故事にならい、野外に設置した将棋盤を戦いの場と見立て実施する。
姫路城での開催は2019年以来5年ぶり。姫路市は「将棋は、相手から取った駒を自らの駒として使うことができ、姫路ゆかりの戦国武将、黒田官兵衛の『人は殺さずに活かすべき』という哲学に相通じるものがある」とし、人間将棋のイベントを通じて、黒田官兵衛や世界遺産・姫路城、日本の伝統文化の将棋などをPRして国内外からの観光誘客につなげたい考え。
イベントには12棋士が参加。人間将棋は、長谷川優貴女流二段・大島綾華女流二段らが対局を行う。トークショーや自由対局、将棋クイズ、甲冑体験などのイベントも企画するほか、事前申込で参加できる指導対局、子供向け将棋教室、子供将棋大会もある。参加者の受付はイベント特設サイトで10月11日(金)まで行っている。応募者多数の場合は抽選となる。