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ザ・ホテル大亀(福島市)、自己破産申請へ(帝国データバンク調べ)

2024年9月12日
編集部:増田 剛

2024年9月12日(木) 配信

 「ザ・ホテル大亀」(渡辺裕代表、福島県福島市)は9月3日(火)までに事業を停止し、事後処理を弁護士に一任、自己破産申請の準備に入った。帝国データバンクによると、負債は約4億8400万円。

 同社は2002(平成14)年12月に設立されたホテルの運営業者。JR福島駅東口至近の場所で、宿泊施設「ザ・ホテル大亀」を運営してレストランを併設。仕出し料理の製造販売も行い、ピーク時には年間収入高3億円以上を計上していた。

 しかし、新型コロナの影響などもあり、23年12月期の年間収入高は約1億500万円にとどまっていた。さらに、「食材価格の高騰により飲食部門の採算性が低下していたため、今年6月からレストランを休止」(帝国データバンク)していた。地元飲食店と連携した宴会場貸し出しサービスを打ち出すなど、収益改善に向けた取り組みも行っていたという。

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