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日中韓観光大臣会合 2030年までに3国間交流人口を4000万人へ 欧米などの誘致にも協力ネットワーク構築

2024年9月17日
編集部:馬場遥

2024年9月17日(火) 配信

(左から)張政文化・旅游部副部長、斉藤鉄夫国土交通大臣、柳仁村文化体育観光部長官 (観光庁HPより)

 「第10回日中韓観光大臣会合」が9月10(火)~11日(水)に、兵庫県神戸市で開かれた。日本からは斉藤鉄夫国土交通大臣と秡川直也観光庁長官などが出席した。共同宣言では、2030年までに3国間の交流人口を4000万人に増加させるほか、3国間の域内観光交流だけではなく、欧米など域外観光市場誘致を促進するため協力することに合意した。

 さらに、25年大阪・関西万博や、27年国際園芸博覧会などの国際的なイベントの機会を活用し、広報活用における協力を推進する。

 また、3国間はそれぞれ、自国の観光に関するデータ・情報を協力する旨も確認した。

 これらの内容を盛り込んだ共同宣言では、①ポスト・パンデミックにおける観光交流の迅速な回復とさらなる連携・協力体制の確認・強化②日中韓3国をアジアの核とした未来に向けた持続可能な観光の推進③さまざまな地方への誘客促進などを通じた観光交流の広域化および多様化・高質化──などについて採択した。

 来年の大臣会合は中国で開催する。

 韓国との2国間会談では、柳仁村文化体育観光部長官と、未来世代を含めた日韓間の観光交流のさらなる促進や、地方誘客促進について意見交換を行った。

 中国との2国間会談では、張政文化・旅游部副部長と、日中間の観光交流の早期回復・拡大、地方誘客促進について話し合った。

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