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北九州市、学生による動画絵コンテ発表会開く 市内企業の魅力発信と認知度向上へ

2024年9月17日
編集部:木下 裕斗

2024年9月17日(火) 配信

金賞に選ばれた大英産業のチーム

 福岡県北九州市(武内和久市長)は9月13日(金)、神奈川県横浜市内で首都圏の学生と北九州市の企業関係者で組まれた7チームによる、企業を紹介する動画の絵コンテを競う発表会を実施した。

 首都圏の学生に同市で暮らし、働くことについて思い描いてもらう。さらに、若者目線で同市の企業の魅力を発信し、認知度向上につなげる狙いだ。

 武内市長はビデオメッセージで、4月1日(月)に若い人たちが集まる市となるため、スローガン「日本一若者の挑戦を応援するまち」を掲げ、Z世代課を立ち上げたことを紹介。「若い皆様の動画で北九州のファンが増えることを楽しみにしている」と期待を寄せた。

武内和久市長 

 全チームの絵コンテは動画とし、公式アカンウト総フォロワー数1000万人を超える動画の制作・配信会社Tastemade Japan(夏目卓弥社長、東京都渋谷区)のSNS上で発信される。

 参加した学生は明治大学と中央大学、日本大学、亜細亜大学、東京情報デザイン専門職大学の26人。協力企業はゼンリン、スターフライヤー、大英産業、YE DEGITAL、岡野バルブ製造、タカギ、ドーワテクノスの7社。各チームは企業1社と学生2~4人で構成された。

 同市は発表会に先立ち、8月5日(月)に動画のアイデアを練るワークショップを開催した。

 プレゼンテーションでは学生が、都市と自然が共生していることや、都市部でありながら、地価が安いことなど同市における暮らしの魅力を紹介。その後、チームの企業をアピールする動画の絵コンテを発表した。

 審査員長はTastemade Japanのブランドストラテジスト・藤澤彩氏が、審査員は再生回数の多い動画を制作してきたという同社の田中美礼氏や北九州市の山本惇担当係長などが務めた。

 審査の結果、金賞にはマンションなどを販売している大英産業のチームが選ばれた。同チームはドラマ「地面師たち」とのパロディ動画を提案。流行を捉え、すぐに大英産業が不動産業であることを視聴者に理解してもらえる点が高く評価された。

 表彰を行った北九州市東京事務所の太田知宏所長は、同市の市役所における魅力として「東京でも働くことができる。おもしろい仕事も多い」とアピール。「市役所への応募も検討してほしい」と呼び掛けた。

太田知宏所長

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