フォーステックやNAAなど、空港内にIoTスマートごみ箱設置 回収業務の負担低減効果を検証へ
2024年9月19日(木) 配信
フォーステック(竹村陽平社長、 東京都千代田区)と成田国際空港(NAA、田村明比古社長)、三井住友海上火災保険(舩曵真一郎社長、東京都千代田区)は9月18日(水)から10月17日(木)まで、成田空港第1ターミナル展望デッキにIoTスマートごみ箱SmaGOを設置し、回収業務の負担低減効果を検証する実証事業をスタートした。成田空港のごみ回収の効率化による人手不足の解消につなげる。
今年度の訪日客数が3500万人、国内消費額は8兆円と過去最高に達することが推計されている。観光庁による訪日客のアンケート調査では「ごみ箱の少なさ」が最も多い困りごととして挙げられている一方で、ごみ回収業務については人材の採用や定着が課題となっている。このため、デジタル技術の活用でごみ回収の効率化をはかることとした。
NAAは回収業務の負担低減効果を検証するため、成田空港第1ターミナル展望デッキにフォーステックのゴミ箱「SmaGO」を9台設置。同ごみ箱は、上部のソーラーパネルで発電した電力を活用し、ごみ箱の中のごみを圧縮。これにより、約500リットル相当のごみを収容できる。また、内蔵センサーによってゴミの集積状況をリアルタイムに把握することができ、回収業務の効率化に貢献する。