NAA、韓国から航空燃料CEF輸入 脱炭素化と安定供給つなげる
2024年9月20日(金) 配信
成田国際空港(NAA、田村明比古社長)はこのほど、伊藤忠商事(石井敬太社長、東京都港区)によって韓国から輸入された「民間航空のためのカーボン・オフセット及び削減スキーム(CORSIA)」に適合する燃料CEFを受け入れた。外国から輸入された燃料の受け入れは、7月の事例に続いて2例目。国内空港で航空燃料が不足するなか、安定供給と脱炭素化につなげる。
国際民間航空機関(ICAO)は2024年以降、19年比でCO2排出量を85%以下とする目標を掲げている。CEFは航空会社が超過したCO2排出分をオフセットする場合に有効になる。
同燃料は千葉港(千葉県千葉市)にある成田空港の石油ターミナルに直接搬入後、パイプラインで空港へ送られ、供給を望む航空会社に給油する。