ロケツーリズム協議会、新たな認定制度「伝道師」発表 今年度3回目の会合開く
2024年10月1日(火) 配信
ロケツーリズム協議会(藤崎慎一会長、東京都港区)は9月26日(木)、渋谷キューズ(東京都渋谷区)で2024年度3回目の会合を開いた。今回は、新たな認定制度「伝道師」を発表したほか、ロケ実績の紹介やグループワーキングなどを実施した。
伝道師は、撮影の受け入れや宣伝協力など映像制作の向上による地域の魅力発信に貢献する。自らの所属する自治体・企業のロケツーリズム事業の要となるとともに、組織内でのノウハウの継承により、ロケを活用した持続可能な地域活性を目指してもらう。
同協議会が会員組織の職員を対象として、受入体制など映像制作者からの評判をもとに認定。今回の会合では、新たに選んだ8人を紹介した。
毎年、1月を目途に開催するLTCマークの認定と合わせて登録する。
また事例紹介では、ロケハンツアーにおいて空き家での撮影を望む制作者の声を再確認した会員の神奈川県・湯河原町が紹介された。
藤崎会長は「魅力的な観光地を撮ってほしい気持ちはわかるが、(ドラマやCMなどの)ストーリーが生きることで、聖地が誕生する」と説明した。
グループワーキグは、撮影実績の活用・拡散、地域内外へのPRを学ぶ「プロモーション」、撮影サポートの環境整備への知識を身に着ける「ロケーションサービス」、民間事業者が誘致を目指す「企業」、ロケツーリズムの基礎を習得する「ガイダンス」の各コースに分かれた。今回は第2回のワーキングから、より具体的な学びを深めた。
このうち、プロモーションでは、長崎県島原市や福島県白河市などの担当者が観光客誘致やシビックプライド醸成に向けた事例などを報告した。