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NAA、外客数7カ月連続で最高に(8月) 中国は初めてコロナ前超え

2024年10月1日
編集部:木下 裕斗

2024年10月1日(火) 配信

田村明比古社長

 成田国際空港(NAA、田村明比古社長)が9月27日(金)に発表した2024年8月の総旅客数は、前年同月比11%増の357万5109人となった。このうち、国際線の外国人旅客数は同24%増の173万6804人と7カ月連続で最高だった。近距離アジア路線が好調だったことが主な要因。また、中国線の出国旅客数は19年同月比5000人増の20万5000人と初めてコロナ禍前を超えた。

 国際線の日本人旅客数は同20%増の92万3972人。19年同月比では43%減だった。

 国内線旅客数は前年同月比12%減の70万2885人。コロナ禍前の19年同月比では10%減となった。台風7号の通過で、同月16日を中心に多数の便が欠航したことが影響した。

 総発着回数は前年同月比11%増の2万835回。国際線は同17%増の1万6377回。国内線は同8%減の4458回だった。

 田村社長は中国線の旅客数について「国慶節を迎えるため、9月後半から10月前半まで需要が増加している。直前の予約も見込んでおり、期待している」と話した。

韓国と台湾コロナ前超え 3連休で海旅需要増加

 9月1(日)~21日(土)までの国際線出国旅客数は前年同期比24%増の79万5400人。このうち、韓国線は前年同期比26%増の15万9000人。19年同期比では68%増となった。台湾線は前年同期比20%増の8万2200人。19年同期比では3%増だった。

 田村社長は「インバウンドは9月以降、落ち着く傾向にあるが、今後の予約数は前年を上回っている。円安を背景に北米が好調だ」と語った。

 また、「アウトバウンドは3連休が9月に、2回あったため、韓国や台湾、香港などの近距離アジア路線の需要が増加した」と報告した。

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