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〈観光最前線〉今さらですが、文楽に字幕

2024年10月3日
営業部:鈴木 克範

2024年10月3日(木) 配信

ホントにあった事件を題材にしたという演目

 8月、国立文楽劇業(大阪市)で、近松門左衛門没後300年公演「女殺油地獄(おんなころしあぶらのじごく)」を観てきた。文楽は「難しい人形劇」と感じて以来、実に40年ぶり。「油まみれになりながら、滑ってもがいて」との解説にしびれて、「人形の動きだけでも」と足を運んだ。

 幕が開いて驚いたのが「字幕」だ。語りにあわせて、舞台上の横長スクリーンに文字が映し出されるではないか。これなら大夫(たゆう)の難解な言葉も、8割方理解できる。「幕見」なんてケチらず、1等席にすればよかった。

 後日、新聞記事データベースで調べたら、字幕の初登場は2002年。中高生の鑑賞教室で採り入れられたとか。現在は、字幕アプリ(日本語・英語対応)が利用できる公演もある。20年の無知を嘆くより、楽しみが増えたということで。

【鈴木 克範】

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