「ZOOM JAPON(ズーム・ジャポン)(9月号)」
2024年10月5日(土) 配信
□特集&主な内容
今号の特集は「日本から見た台湾」です。フランスでも、台湾の話題は中国との関係で取り上げられることもありますが、歴史的にも日本とのつながりが深いことはあまり知られていません。本誌では、緊迫する昨今の安全保障状況を踏まえて、日台関係の専門家である、甲南大学の平井健介教授や東京大学の川島真教授に解説していただきました。文化の分野では、1980年台北に生まれ、3歳から東京在住、2009年に作家デビューした温又柔さん、そして台湾に関するドキュメンタリー映画監督の酒井充子さんに独占インタビューをし、「台湾巨匠傑作選」を企画している鈴木一さんや台湾映画同好会の小島あつ子さんにもお話を伺いました。日本での台湾人気を牽引する台湾グルメ事情や、台湾からの訪日観光客事情も紹介しています。
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□〈フランスの様子〉パリ五輪のレガシー
直前まで、テロなどの可能性や交通や運営の混乱など、不安と懸念ばかりが取り上げられていたパリオリンピックだが、蓋をあけてみれば、かなりの盛り上がりで、パラリンピックまで続いた。◆パリ五輪のレガシーも、五輪が始まってすぐに話題になるほど。◆レガシーの候補は、開会式で登場した10人の女性の銅像、エッフェル塔に掲げられた五輪マーク、そして気球型の聖火台(仏語ではヴァスク)だ。◆銅像はパリの北に設置され、五輪のマークは、実物は何らかの形で別の物に加工されるが、より軽量で丈夫なものはエッフェル塔に常設する計画だ。◆浮かぶ聖火台は、設置場所の問題などはあるが、新しいパリのシンボルとして、前向きに検討されている。◆メダルを獲った選手たちが訪れたり、ライブビューイングも行っていたClub Franceという会場も、何らかの形で、フランスのスポーツ振興のために残そうという議論も始まった。◆今後、経済効果の発表などもあるが、世界に向けたパリとフランスのPRイベントとしてパリ五輪は大成功だったようだ。
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フランスの日本専門情報誌「ZOOM JAPON」への問い合わせ=電話:03(3834)2718〈旅行新聞 編集部〉