訪日会社を設立へ、欧州中心に営業開始(ミキ・トラベル)
トラベルロードホールディングス(守屋昌史社長)とミキ・ツーリスト(檀原徹典社長)の持ち株会社グループミキホールディングスは1月15日付で訪日事業を取り扱う合弁会社ミキ・トラベル(守屋昌史代表取締役CEO)を設立した。
これに先立ち、1月13日に会見を行った。檀原社長は、今後の訪日営業について「今後、欧州メインに訪日営業の取り組みを開始する」と報告した。同社は日本に仕入拠点がなく、さらに海外の営業拠点がそれぞれ独立した法人だったため、個々で情報管理を行っていたが、今回の合弁会社設立にあたり、手配をすべて「ミキ・トラベル」に集中させる。同時に自社で開発した販売・手配システム「オスカー」を使って、手配ルートや現地情報の一元化をはかっていく。
今回ともに合弁会社を設立するトラベルロードホールディングスは、新会社設立にあたり1月15日付で社名をネクストマネジメントホールディングスに変更。傘下にはトラベルロード、CBS(サークルバックアップシステム)、JOINT ONE(ジョイントワン)を抱えている。なかでもトラベルロードは、スキーツアーや伊豆旅行、富士登山などのバスツアー商品を取り扱っており、訪日向けにバス手配を行っていたこともあり、今回の新会社設立につながった。
新会社はトラベルロードの代理店として、訪日旅行素材の仕入れや手配を行い、ヨーロッパを中心にB to B事業を展開していく。
今後は、日本旅行業協会(JATA)が行っているツアーオペレーター品質認証制度にも取り組んでいく予定。