ネット活用で外国人を集客、小野秀一郎氏
インターネットを最大限に活用したインバウンドマーケティングの第一人者・小野秀一郎氏(インバウンドにっぽん代表取締役兼CMO)はこのほど、単行本「ネット活用でここまで変わる! 外国人観光客を呼び込む方法」(日本実業出版社、1600円+外税)を発刊した。全国の書店で販売しており、アマゾンのマーケティング・セールス部門の書籍で1位を獲得するなど、大きな話題を呼んでいる。
訪日外国人観光客数は近年、飛躍的に増加しており、2015年は2千万人近くが日本を訪れた。とくにツアーではない個人旅行者(FIT)の割合は増加しており、全体の3分の2を占める。本書では、この層を主なターゲットとし、宿泊施設や飲食店がネットを活用して、低予算で外国人個人旅行者を集客するポイントを分かりやすく説明している。
著者の小野氏は1974年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、富士銀行(現・みずほ銀行)に入社。その後豪州でのインターン、IT企業勤務。米国と英国でのMBA留学を経て、宿泊予約サイト運営会社の幹部を経験し、04年に現会社の前身「実践! インバウンド」を起業。温泉旅館など全国400軒に対する外国人集客サービス、観光地誘客コンサルティングを手掛けてきた。
著者がこれまで関わってきた事例を中心に、外国人の集客に成功した地方や都市部の温泉旅館やゲストハウスなど個々の施設のほか、地域活性化につながった事例も多数紹介している。また、「海外メディアやガイドブックに紹介されるにはどうしたらいいか?」など、さまざまな質問に対して小野氏が回答するコーナーも設けている。
問い合わせ=日本実業出版社 電話:03(3814)5161。