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東京国立博物館で特別展「はにわ」始まる 目玉は国宝「埴輪 挂甲の武人」

2024年10月23日
編集部

2024年10月23日(水) 配信

採色復元した「埴輪 挂甲の武人」

 はにわの最高傑作とされる「埴輪 挂甲の武人(はにわ けいこうのぶじん)」(6世紀)の国宝指定50周年を記念する特別展「はにわ」が、2024年10月16日(水)から東京・上野の東京国立博物館で始まった。

 展覧会では全国から集められた120点の至宝が展示されている。時代は今から1750年前、前方後円墳など大きな古墳が作られた時代。古墳の周囲に並べられた素焼き土製品がはにわだ。

 目玉の1つは国宝「挂甲(けいこう)の武人」。群馬県上野国(現在の同県太田市飯塚町、同市世良田町、同市成塚町、伊勢崎市安堀町)の工房で作られたとみられる武人埴輪5体を集めたコーナーで展示する。米・シアトル美術館に収蔵されている1点など、それぞれ「武人」は同県太田の同じ工房で製作されたとみられる。いわば兄弟のような存在だ。解体修理にあわせて行われた調査で当初、白、赤、灰色の3色で塗り固められていたことも判明した。会場では彩色復元された実物大のレプリカも展示している。

 武人や捧げものをする女性埴輪、家型埴輪、盾型埴輪、魚、犬、牛、鹿、馬など、十数体が並べられた動物埴輪群も見ものだ。

 同展は12月8日(日)まで。25年1月から九州国立博物館でも巡回展示される。

ジャーナリスト 貞廣 長昭

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