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第28回日本国際観光学会全国大会、東海大学品川キャンパスで開く 「観光と外交」テーマに

2024年10月23日
編集部:増田 剛

2024年10月23日(水) 配信

崎本武志会長

 日本国際観光学会(会長=崎本武志・江戸川大学社会学部教授)は10月19日(土)、東海大学品川キャンパス(東京都港区)で第28回全国大会を開いた。

 今回のテーマは「観光と外交」。崎本会長は冒頭、「当学会は『国際』を掲げている。コロナ禍で国際化の流れが分断されたが、真の意味で国際化を進めていかなければならない」とあいさつ。「国際紛争が広がるなか、国際関係が観光に大きな影響を及ぼす状況にある」とし、「国際関係の学究を志す皆様と手を取り合って考えていかなければならない大きなテーマ」と述べた。

 パネルディスカッション「『観光と外交』~研究の視座と可能性~」では、東海大学観光学部の小澤考人教授がコーディネーターを務め、「国際観光振興とは外交政策である」という問題認識のもと、「外交としての観光」という主題を研究分野として学術的に開拓し、発展させることを提案。そのうえで、宮崎裕二氏(東洋大学観光学部)の研究「英国の国際観光振興におけるパブリックディプロマシー(PD):PD実行部隊を担うイギリス国家DMO」を紹介した。

コーディネーターの小澤考人氏

 続いて、渡邊啓貴氏(帝京大学法学部、東京外国語大学名誉教授)が「文化外交とソフトパワー戦略:フランスの事例から」、アルラジ・ヤラ氏(アブドゥルアジーズ大学卒、東海大学大学院文学研究科修了)がオンラインで「サウジアラビアの文化外交と観光」を説明。

 さらに、崔載弦氏(東海大学観光学部)は「『韓流』がもたらす観光・経済への影響と意義」について語った。

 午後からは、5つの分科会に分かれて研究発表を行った。

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