山口県宇部市で「UBEビエンナーレ」開催 世界28カ国からの応募経て、野外彫刻15点など展示
2024年10月23日(水) 配信
第30回UBEビエンナーレ(現代日本彫刻展)が2024年10月27日(日)から12月22日(日)まで、山口県宇部市のときわ公園内UBEビエンナーレ彫刻の丘で開催される。入場は無料。世界28カ国から183点の応募作品があり、その中から第1次審査で選ばれた野外彫刻15点と入選模型30点が展示される。
同市は石炭産業を中心とした産業都市だったが、その発展とともに大気汚染や環境問題に悩まされた。街の美化と心の豊かさを求める市民運動をきっかけに、1961年から2年ごとに野外彫刻コンクールを開催し、今年で第30回の節目を迎える。27日のオープニングでは美術史家・水沢勉氏と俳優・山本美月さんとのトークショーやダンスパフォーマンス、絵画コンクール、写真コンテストなど、多彩なイベントが開かれる。
また、同展は今年3月、「最も長く続いている野外彫刻展」としてギネス世界記録にも認定された。「ギネス世界記録™町おこしニッポン認定記念特別展『彫刻世界 かたち・つくり・ひらくも』」、10月18日(金)~12月15日(日)に開かれる。会場ではビエンナーレを通じて築いてきた室内彫刻を展示する。展示監修は美術史家の水沢勉氏。会場はときわ湖水ホール内のアートギャラリー。毎週日曜日は、午前11時からギャラーリートークも開かれる。
【ジャーナリスト 貞廣 長昭】