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大江戸温泉物語×湯快リゾート、「対等な」ブランド統合へ 全66施設の屋号を「大江戸温泉物語」へ統一

2024年10月28日
編集部:馬場遥

2024年10月28日(月) 配信

橋本啓太社長(左)と、西谷浩司社長

 大江戸温泉物語ホテルズ&リゾーツ(橋本啓太社長、東京都中央区)と湯快リゾート(西谷浩司社長、京都府京都市)は10月25日(金)、ブランド統合に関する記者発表会を開いた。11月1日(金)から、2社が保有する全国66施設の温泉宿のブランド名を「大江戸温泉物語」に統一し、湯快リゾートの屋号・看板などはすべて変更する。両者は、良質な温泉宿泊体験の提供を目指し、対等な関係でブランド統合を行うことを説明した。

 会見では、両ブランドの発展を願って、結婚式でも行われる両家からそれぞれ汲んできた水を一つの盃に注ぎ合わせる「水合わせの儀」にかけて、「お湯合わせの儀」を行った。両社の国内最東端、国内最西端にある施設の温泉を使用し、枡でできたタワーへ片手桶から温泉を注ぎ入れる演出が行われた。

 湯快リゾートの西谷社長は、「現在の旅行市場の規模はコロナ禍前の水準まで回復しているが、旅行者数は減少している。物価高による節約志向や、旅行習慣の意欲低下などで、友人同士で旅行を誘い合う機会も減少してきているのが現状。旅行が日常から遠ざかり、旅行文化が希薄になる可能性がある」と強い懸念を示した。

ご当地メニューを強化

 大江戸温泉物語の橋本社長は、同社が展開してきた各宿シリーズを紹介した。今後、温浴施設を除いた64施設は、「大江戸温泉物語」「大江戸温泉物語Premium」「大江戸温泉物語わんわんリゾート」「TAOYA」のいずれかのシリーズとなる。

 また、統合によって仕入れを統一し、効率化とコストカットを実現することで、食事内容を強化する。人気のステーキなどを全館で展開するほか、ご当地メニューも強化し、地域の魅力を体感できる満足度の高い食事の提供を実施する。

3年で新規10店舗の開業目指す

 さらに、温泉宿体験を満喫できるように、入浴可能時間を延長するほか、チェックアウト時間を午前11時に統一する。

 ブランド統合を機に新規出店を加速させ、3年間で10店舗の開業を目指す。

 橋本社長は、「ブランド統合により、両社従業員一人ひとりの思いは、燃え上がっている。もっと気軽に何度でも日本を旅してほしいという思いは本物。この思いを、お客様にとってメリットのある商品・サービスにして、実際にお越しいただけるように尽力する」と力を込めた。

 西谷社長は、「国内旅行における課題は、旅行者数の減少。今回のブランド統合により、本当にお客様が必要としているサービスはとことん磨き上げ、そうでないところは節約・効率化し、その分宿泊料金をお得にすることで、気軽に何度でもお泊りいただけるようにする」と話した。

ブランド統合で、「新生・大江戸温泉物語」の発展へ

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