銀座NAGANOがリニューアルオープン 開業10周年の節目に
2024年10月29日(火) 配信
長野県の魅力を発信し、首都圏とつなぐ情報発信拠点「銀座NAGANO」(東京都中央区)は、2014年から開業10周年を迎える節目にショップやイベントスペースを改装し、10月26日(土)にリニューアルオープンした。
数年前から10周年を機にリニューアルの検討をはじめ、今年7月から休業し、1階全面と2階の一部改修工事を行った。休業中はハード面だけでなく、スタッフの研修や販売員資格の取得を進め、公式サイトも刷新するなどソフト面も含めた体制強化をはかった。
1階の酒の試飲・販売コーナーを2階に移動し、1階を商品販売に特化して県産品の販売スペースを拡充した。
改修では1階の内装を明るい木材に変更し、段差を解消してバリアフリー化をはかり、店内の通路を広くした。2階には長野県の日本酒やワインを試飲できる「テイスティングスペース」を新設し、体験フロアとした。コイン式サーバー(1500円で3杯試飲可)やカウンターテーブルを設け、いろいろな酒を飲み比べて購入できる空間ができた。2階にあった観光インフォメーションコーナーは5階の移住交流・就職相談コーナーに統合した。
開業10周年に当たるこの日はリニューアルオープン記念イベントが開かれ、大勢の客で賑わった。
オープニングセレモニーで長野県の阿部守一知事は、「単なる物産館ではなく、長野県の『ヒト(交流)・コト(体験)・モノ(物販)』を知る場として多くの人に支えられ、発展できた。今後もさまざまな情報発信をしていきたい」とあいさつした。
その後、木遣りパフォーマンス(諏訪市木遣り保存会)に続き、阿部知事をはじめ長野県木曽町出身の俳優・田中要次さん、タレント・下嶋兄さんなどが参加してテープカットが行われた。
このほか記念イベントでは、田中要次さんが登壇し、新しく生まれ変わった「銀座NAGANO」の魅力、首都圏に住みながら長野に関わり続ける自身の思いについてなどトークセッションを実施した。
なお、「銀座NAGANO」にはリニューアルから2日間で約1万1000人が訪れたという。