「ZOOM JAPON(ズーム・ジャポン)(10月号)」
2024年11月2日(土) 配信
□特集&主な内容
先月号では、「日本から見た台湾」を取り上げましたが、今号では逆に、台湾が日本をどう見ているかという視点で特集を組みました。国立台北教育大学の何義麟教授には、子供時代には反日教育の影響を受けながらも、日本への留学を経て、現在は研究者として日本の衰退を客観的に見ているという、日本に対する眼差しの変遷を語っていただきました。台湾映画が専門の三澤真美恵日本大学教授には、日台関係における映画の役割について寄稿していただきました。東京や真鍋島のイラスト本で知られる仏人イラストレーターのフロラン・シャヴェさんには、オリジナルイラスト付き台湾紀行を書いていただきました。国立台湾歴史搏物館の学芸員や、「台湾の少年」の著者の游珮芸さん、台北の漫画書店Mangasickの代表からもお話を伺いました。
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□〈フランスの様子〉パリの環状線の最高速度が50キロに
パリ市のペリフェリック(環状自動車専用道)の最高速度が、10月10日から時速50㌔になった。◆これまでも段階的に時速90㌔から70㌔に制限されてきたが、さらに厳しくなった。◆パリ市が進める環境・交通対策の一環で、パリ市によると、この措置で期待されるのは、55万人の沿線住民の騒音被害の軽減、大気汚染の軽減、そして重大事故の軽減だという。◆もちろん、自動車を使う人たちからは渋滞緩和にはつながらないとか、パリ市長とは反対勢力の政治家などからは間違った環境対策だ、などの反発の声が上がっている。◆喫煙者の肩身が狭くなったように、自動車も肩身が狭くなる流れは変えられないようで、フランスの他の都市部でも、環状線やバイパスの速度制限を強化する動きが進む。◆パリ五輪で登場した専用レーンの今後の使い方についても、8割近くの自家用車の乗車人数が1人であることを踏まえ、緊急車両や公共交通、タクシーに加えて、2人以上が乗っている車を優遇する案も検討中という。
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フランスの日本専門情報誌「ZOOM JAPON」への問い合わせ=電話:03(3834)2718〈旅行新聞 編集部〉