2026年12月、サンフロンティアが山形県酒田市にホテル開業 「たびのホテルlit酒田」
2024年11月6日(水) 配信
サンフロンティアホテルマネジメント(堀⼝智顕社長、東京都千代田区)はこのほど、山形県酒田市に「たびのホテルlit(リット)酒田」を2026年12月に開業する予定だと発表した。中心市街地の活性化を目指してホテルを建設し、観光事業を通じた持続可能な地域創生を推進する。
同社は23年7月に酒田市(矢口明子市長)と同市の人口減少問題への取り組みの一環として「地域振興に係る連携協定」を締結。酒田商工会議所(加藤聡会頭)を含めた三者で地域振興プロジェクトについて議論を重ねてきた。その第一弾となるのが新規ホテル開業で、市街地の商業施設跡地に建設する。
同市は豊かな自然や食に恵まれた地域。ホテル建設予定地周辺には山居倉庫や本間家をはじめとした豪商の邸宅や酒田舞娘などの歴史、文化を楽しめる観光スポット、市場や定期船発着所がある「みなとオアシス酒田」などが集積している。さらに、物流拠点港である酒田港周辺には大きな工業団地が隣接し、観光とビジネス需要の両面が見込まれる。
新規ホテルは同社グループでは山形県で初のホテル開発・運営となる。「たびのホテルlit」ブランドとしては3棟目。11階建ての全173室で、最上階には「天然温泉露天風呂とサウナ付きの大浴場」を設置し、入浴後のリラクゼーションスペースとして、マッサージチェア付き展望ラウンジを併設する。
客室はダブルルームとデラックスツインルームを中心に、長期滞在用にキッチンや洗濯機、電子レンジをそなえた客室も用意する予定だ。