信玄の湯・湯村温泉の玄関口に「湯村金精軒カフェ」オープン
2024年11月9日(土) 配信
山梨県甲府市の湯村温泉再開発事業の第1弾として、和菓子メーカーの金精軒製菓(小野光一社長、山梨県北杜市)が11月1日、温泉街の入口に「湯村金精軒カフェ」をオープンした。
「湯村金精軒カフェ」は、湯村温泉入口の交差点にある空き店舗だったビルの1階を改装。金精軒がカフェ形態の店を手がけるのは今回が初めてで、「季節のフルーツどらやき」や「大吟醸粕てら」など和のスイーツが「生信玄餅」とセットで提供される。
同店のカフェメニューは台ヶ原金精軒で作るお菓子の仕込み水を使い、コーヒー、紅茶は山梨県韮崎市に焙煎工場を持つコクテール堂の製品を使用している。
台ヶ原金精軒監修のフランチャイズ店として同カフェを運営するカクジュウの髙宮武志社長は「湯村温泉の入り口なので、下駄の音がカラカラ鳴るような元気な街にしていきたい」と意気込む。
金精軒の小野社長は「温泉街の入口なので、目を引かなければいけない存在だと思う。これから湯村の温泉街はまだまだリニューアルしていくが、山梨の中で最も歴史のある温泉街が復活してほしい」とエールを送った。
湯村温泉の再開発事業ではカフェを皮切りに、25年度中に共同浴場やマルシェなどの新規施設が続々とオープンする計画だ。
カフェの営業時間は午前9時30分から午後6時。定休日は毎週水曜日。全20席でカウンター席もある。店内は全面禁煙。
問い合わせ=☎055(268)2035。