「3年とらふぐ」など淡路島の食材PR、メディア集め懇談会、淡路島観光協会
2024年11月12日(火) 配信
淡路島観光協会(会長=木下学ホテルニューアワジ社長)は11月11日(月)、兵庫県神戸市の神戸ベイシェラトンホテル&タワーズで、冬の淡路島PRキャンペーン懇談会を開いた。
例年秋に実施している恒例イベントで、今年は過去最多となる75人の関西メディア関係者が集まった。
冬の名物「3年とらふぐ」や地ビール、地酒、スイーツのほか、今春開業した「淡路島ワイナリー」の1stリリースワイン「Pétilles(ペティーユ)」などを振る舞い、食の宝庫・淡路島をアピールした。
3年とらふぐは、島の南端に位置する福良湾で3年かけてじっくり養殖する。鳴門海峡の激しい潮流にもまれることで、2年で出荷する一般的な養殖フグと比べ、身が引き締まり、甘みが際立ち、天然フグとも引けを取らない。
木下会長は「進化した淡路島を感じてもらおうと懇談会を開催している。現在国内はインバウンドで沸いているが、淡路島を訪れるインバウンドの割合は全体の2%を切り、1・7~1・8%だ。それでもたくさんのインバウンド客に来ていただいているが、これでいいとは思っていない。世界に通用する地域に育てていきたい」と強調した。
来年の大阪・関西万博に合わせ、淡路島で開く「花みどりフェア2025」(25年3月20日~4月27日)、「AWAJI島博」(同3月20日~10月13日)に触れ、「大阪や京都を訪れるインバウンド客にもう1歩足を延ばして淡路島に来てもらうことが重要。来年の正月明けには京都南座で、淡路島を題材にした松竹新喜劇があり、さらに春には大韓航空が神戸空港―ソウル(仁川国際空港)との間で、定期便のようなチャーター便を就航する。観光業のためだけに観光をするのではなく、地域活性化のために地域一体となって取り組んでいきたい」と結んだ。