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【茅ヶ崎市美術館】「生誕130年 青山義雄とその時代」展(12月14日~)

2024年11月22日
編集部:増田 剛

2024年11月22日(金) 配信

展覧会チラシ(画像:青山義雄《花》 油彩・キャンバス 1994年 茅ヶ崎市美術館蔵)

 茅ヶ崎市美術館(神奈川県茅ケ崎市東海岸北1-4-45)は12月14日(土)~2025年2月24日(月・祝)まで、フランスに焦がれた湘南の画家!「生誕130年 青山義雄とその時代」展を開催する。

 2024年に生誕130年を迎えた画家・青山義雄(1894~1996年)は、現在の神奈川県横須賀市に生まれた。父の転勤に伴い、三重県、北海道で少年期を過ごす。1910年に絵画を学ぶため上京後、21年に渡仏。

 その後、一時帰国を挟みながら生涯のほぼ半分をフランスで過ごし、1986年からは茅ヶ崎市東海岸のアトリエを兼ねた住宅で、最晩年まで制作を続けた。

 アンリ・マティス(1869~1954年)に「この男は色彩を持っている」と評された青山の作品は、その多くが鮮やかな色彩で描かれている。フランスの海岸風景、美しい夕景、そしてバラや百合などの花々を題材にした彼の作品は、今も人々を魅了している。

 青山は生涯マティスを師と仰ぎ、画壇と一定の距離を保ちつつ、自分の画業と向かい合い続けた画家だった。その一方で、梅原龍三郎(1888~1986年)が創立に携わった春陽会には長きにわたり出品し、共に制作に励むなど、梅原とは強いつながりがあったことが伺える。

 同展では、油彩画、スケッチなど茅ヶ崎市美術館が所蔵する青山義雄作品のすべてを展示。知友である梅原龍三郎や、フランスで一緒に展覧会を開いた椿貞雄らの作品も紹介する。

【休館日】月曜日(ただし、1月13日、2月24日は開館)、年末年始(12月29日~25年1月3日)、1月14日(火)。

【開館時間】午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)。

【料金】一般400円、大学生200円、市内在住65歳以上200円。高校生以下、障害者とその介護者は無料。20人以上の団体割引あり。

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