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JTBなど、小豆島で実証運航 自動運転の実現を目指す

2024年11月27日
編集部:長谷川 貴人

2024年11月27日(水) 配信

AIが自動で航路設定(小型船舶向け自律航行プラットフォーム画面)

 JTBなどが11月22日(金)、香川県・小豆島町で船の制御や障害物の検知を自動で行って船員を支援する人工知能(AI)を搭載した自動運転ボートの実証運航を始めた。既存の路線バスやシェアサイクルなどと組み合わせることで島内周遊の課題を解決し、島民や観光客の新たな交通手段として実現を目指す。

 小豆島では、繁忙期やイベント時に観光客の増加による公共交通機関の混雑や、島唯一の国道も島外からの車の流入によって交通渋滞が発生するなど、オーバーツーリズムが課題。少子高齢化による年齢構成の偏りや人口減少により、運転手などの働き手不足も深刻な問題となっている。

 これら課題に対応するため、JTBが発足した「20年先の小豆島をつくるプロジェクト」の一環として、AIを搭載した自動運転ボートを活用した航行実証を行い、将来的な実装を目指す。

 同実証はJTBのほか、小豆島町や小豆島・瀬戸内エリアマネジメント協会(小豆島町)、自律航行技術を開発するエイトノット(大阪府堺市)、シェアサイクル事業者のシナネンモビリティPLUS(東京都品川区)が共同で参画する。

 ルートは、島内の①エンジェルロードから三都半島・神浦②三都半島・神浦から道の駅小豆島ふるさと村③道の駅小豆島ふるさと村からエンジェルロード――の3本。

 実証運航は11月30日(土)まで各ルート1日1便(旅客定員は12人)で運航し、島内の観光事業者や学生などが乗船する。

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