NAA、10月外客数9カ月連続で最高 コロナ禍前から29%増
2024年11月29日(金) 配信
成田国際空港(NAA、田村明比古社長)が11月28日(木)に発表した2023年10月の総旅客数は、前年同月比14%増の342万9795人となった。このうち、国際線の外国人旅客数は同25%増の195万2721人と9カ月連続で過去最高だった。コロナ禍前の19年同月比で29%増。円安を背景に近距離アジアが好調だったことが主な要因。
国際線の総旅客数は前年同月比21%増の280万5651人。このうち、日本人旅客数は同22%増の67万1888人。コロナ禍前の19年同月比では43%減だった。
国内線旅客数は前年同月比10%減の62万4144人。19年同月比5%増となった。
総発着回数は前年同月比13%増の2万874回。旅客便のうち、国際線は同18%増の1万3813回。国内線は同12%減の3814回だった。
田村社長は「アウトバウンドは緩やかな回復傾向が続く」との見通しを示した。
□中国前年比79%増 韓国コロナ前の2倍
11月1(金)~23日(土)の国際線出国旅客数は前年同期比20%増の98万人。19年同期比では同7%減となった。
このうち、中国線は同79%増の12万2100人。19年同期比では12%減。韓国線は前年同期比20%増の19万2700人。19年同期比では111%増だった。
田村社長は「紅葉やサンクスギビングを利用した北米からの旅客数が増えた」と説明した。
年末年始については「訪日需要は引き続き、高い。海外旅行はハワイなどのリゾート路線が好調だ」と話した。