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12月3~5日まで「さとふるうまいもん市」 渋谷で被災地の復興支援イベント開催中

2024年12月3日
編集部:飯塚 小牧

2024年12月3日(火) 配信

すぎ省水産の杉原省会長が「ぜひお越しください」と呼び掛け

 ふるさと納税サイト「さとふる」を運営する、さとふる(藤井宏明社長CEO、東京都中央区)は12月3日(火)~5日(木)まで、東京都渋谷区の渋谷ストリーム 稲荷橋広場で、2024年に自然災害の被害を受けた地域を応援する「食べて、買って復興支援 さとふるうまいもん市」を開いている。令和6年能登半島地震で被害を受けた石川県・能登町や七尾市をはじめ、台風10号の影響を受けた鹿児島県指宿市など、全国の21自治体で扱っている返礼品約30品を販売している。一部はキッチンカーで提供し、その場で食べることができる。

 「さとふる」では、能登半島地震の発生により、2024年1月の石川県への寄付が前年同月比46倍以上増加するなど、ふるさと納税を通じた復興支援の意識が高まっていると分析。今回は今年のふるさと納税の締め切りが迫るなか、実際に返礼品に触れる機会をつくり、復興支援を加速しようと企画した。

 七尾市の返礼品事業者のすぎ省水産は、能登半島地震で港が陥没し、高潮の被害で工場が海水につかるなど、大規模半壊する被害を受けた。同社は「天然能登ふぐ唐揚げ」などを七尾市のふるさと納税の返礼品として提供しているが、同品の24年1~10月の寄付件数は前年同期比から5倍に増加。同社の杉原省会長は地元の飲食店など卸先が休業するなか、「今、ふるさと納税の販売数が最も大きい。ありがたい」と全国からの支援に感謝を述べた。

その場で購入できる物販のほかQRでふるさと納税の案内も

 ふるさとの納税返礼品以外にも、復興イベントなど催事の引き合いが増えたことから、今年は「ふぐの削り節」と「なまこ粉末うどん」を開発。今回のイベントでも販売している。杉原会長は「一歩でも前を向いて進んでいきたい。ぜひこうしたイベントで能登の食材に触れていただければ」と来場を呼び掛けた。

「金沢おでん」と「天然能登ふぐ唐揚げ」、「越中ぶたキャラまん」

 会場は午前11時~午後7時まで(5日は6時まで)。キッチンカーで購入したものはその場で食べられるよう飲食スペースも用意している。キッチンカーで購入できるのは、石川県金沢市の「金沢おでん」(900円)や七尾市の「天然能登ふぐ唐揚げ(しょう油麹味)」(500円)、富山県富山市の「越中ぶたキャラまん(えごま醤油味)」(600円)、山形県・庄内町の「つや姫だんご(醤油味)」(400円)など。

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