みなかみが首都圏で5年ぶりの情報交換会開く 冬の魅力発信
2024年12月4日(水) 配信
群馬県・みなかみ町観光協会(岡村建代表理事)は11月29日(金)、埼玉県さいたま市で報道関係者を対象に情報交換会を開いた。11月30、12月1 日にさいたま市・大宮の「まるまるひがしにほん」で開催した物産展「みなかみ冬の味覚展」に合わせて、5年ぶりに首都圏で実施。いよいよシーズンを迎える冬のアウトドアなどの最新情報を紹介した。
みなかみ町は群馬県最北部に位置し、谷川連峰を県境に新潟県に接しているまちで人口は約1万7000人。町内には18の温泉があり、温泉大国群馬を代表する温泉郷で、近年はアウトドアの集積地としても知られる。2023年度の観光入込客数は日帰り・宿泊計で305万人。25年の観光入込客数は440万人を目指しており、観光消費額目標は240億円。外国人宿泊客数は23年が約2万3000人泊で、27年に4万7000人泊を目指す。
岡村代表理事は「首都圏からは1時間でみなかみ町へ行くことができる。都会から近い地で冬はパウダースノーを満喫できる。また、街中に温泉があり、美味しい農産物もたくさんある」と魅力を発信した。
阿部賢一町長も「地の利に優れていながら、都会にはない自然の良さが凝縮されている。良さを知ってもらうため、多くの人に来ていただきたい」と呼び掛けた。
プレゼンテーションでは、町内7つのスキー場などの情報を紹介した。みなかみ町スキー場連絡協議会の松本亨太会長によると、今シーズンから谷川天神平スキー場は「Mt.T by星野リゾート」に改名しているほか、12月24日(火)に「冬のオープニング祭り」を湯原温泉街駐車場で初開催する。
毎年ユーザーから人気の7スキー場共通リフト券を数量限定で販売し、共通シーズン券は30枚限定で8万円で売り出す。また、スキー客の経済波及効果をまち全体に広げるため、リフト券には参加施設の飲食店や土産物店で利用できるサービス券を付与する。松本会長は「7つのスキー場はそれぞれ個性があるので、応じて楽しんでほしい」とアピールした。
このほか、観光協会が地域版OTA「みなかみBooking」や、みなかみ町のLINE公式アカウント「みなかみがすき」など、まちのファンを増やすための取り組みに注力していることを報告した。