年末年始の海外・国内旅行動向 9連休で海外・国内ともに前年比1・5倍に(阪急交通社)
2024年12月4日(水) 配信
阪急交通社(酒井淳社長)はこのほど、12月27日(金)~2025年1月5日(日)出発の海外旅行・国内旅行の予約状況から、年末年始の旅行動向をまとめた。これによると、海外・国内旅行の予約者はともに、前年同期比1・5倍となったことがわかった。
物価上昇に伴い、消費者の節約志向が続いているが、今年の年末年始は9連休となることで、海外・旅行ともに需要が増加している。
海外旅行の出発日のピークは、12月29日(日)、12月30日(月)、12月28日(土)と、12月下旬に集中している。
旅行先の人気ランキングは、1位が台湾、2位がヨーロッパ、3位韓国、4位ベトナム、5位エジプト。
安短近のアジアが人気を集めている一方で、長期の休暇が取りやすい今年は、旅行日数の長いフランス、イタリア、スペインを中心とするヨーロッパや、エジプトの需要が高まっている。とくにエジプトは、旅行に適したシーズンを迎えることで、伸び率が前年比2倍となった。
国内旅行の出発日のピークは12月31日(火)、1月4日(土)、1月2日(木)と、9連休の中で偏ることなく分散して選択されている傾向にある。
旅行先の人気ランキングは、1位近畿、2位関東、3位北陸・甲信越、4位東海、5位中国地方。
人気のテーマは、1位富士山、2位高級宿、3位初詣、4位日帰りツアー、5位冬の味覚(カニ)──となった。