東急ステイ銀座開業、シリーズの旗艦店に
東急ステイサービス(髙谷昌吾社長、東京都渋谷区)は3月7日、東京・銀座に同社の滞在型ホテル、東急ステイシリーズの旗艦店として「東急ステイ銀座」をオープンした。
同ホテルはとくにターゲットを絞らず、観光やビジネス、外国人客など幅広く対応する。新たなサービスとして、アメニティが約30種類から選べる「アメニティブッフェ」と、チェックイン時に予約客が自ら部屋の階数や位置を選べる自動チェックイン機の導入、2泊以上の場合に清掃形態を選べるシステムなどを提供する。また、外国人宿泊客とのスムーズなコミュニケーションツールとして多言語通訳サービス「おもてなしコール」を用意。365日、5言語に対応する。
部屋タイプは「モデレート」「スーペリアダブル」「レジデンシャルダブル」「エグゼクティブダブル」「スーペリアツイン」の5種類で、最も広いエグゼクティブダブルの1部屋料金は税込で1―6泊が1泊当たり4万7500円。7泊以上で1泊4万5100円。レジャー客の利用を想定したスーペリアツイン以外は部屋に洗濯乾燥機が付くほか、レジデンシャルダブルのみミニキッチンが完備されている。部屋の総数は191室。
同社の「東急ステイ」は東京都心に16店舗を展開している。「都市型コンドミニアム」がテーマで、ウィークリーマンションとシティホテルの中間のような施設。全体では2015年のデータで1泊の利用率が36・5%と最も高いが、2泊の18・1%に次いで多いのが4―6泊の15・8%。この宿泊率は年々増加しているという。また、稼働率も15年度は92・0%と高い数字を見込んでいるほか、外国人利用率は29・8%を想定している。