「しんでんや旅館」(群馬県・猿ヶ京温泉)破産手続き開始へ
2024年12月12日(木) 配信
しんでんや旅館(林律子代表、群馬県・猿ヶ京温泉)は11月21日(木)、前橋地裁沼田支部から破産手続き開始決定を受けた。
同社は、個人営業を経て1978(昭和53)年11月に法人改組された旅館の運営業者。猿ヶ京温泉エリアで温泉旅館「旅籠しんでん」を運営。観光客のほか、サークルやゼミ合宿などにも対応し、2010年代後半は約4000万円の年間収入高で推移していた。
しかし、コロナ禍による外出自粛の影響などから、利用客数は大幅に落ち込んだ。「コロナ禍後に集客はやや回復したものの以前の水準には戻らず、23年2月期の年間収入高は約2200万円にとどまっていた」(帝国データバンク)という。
今年1月末までで事業は停止しており、帝国データバンクによると、負債は23年2月期末時点で約2億9000万円としている。