【全旅連青年部】「第27回全国大会㏌宮崎」盛大に開く 「温故創新」テーマに次期へ
2024年12月13日(金) 配信
全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会青年部(塚島英太部長)は12月10日(火)、宮崎県宮崎市のシーガイアコンベンションセンターで「第27回全国大会in宮崎」を開いた。塚島体制2年間の集大成の場として全国から青年部員ら約650人が参加した。次期27代(25~26年度)も続投する塚島氏は、テーマを「温故創新~観光の中心で咲き誇る礎たれ~“Always be Yourself”と発表し、「宿泊観光業界の明るい未来を創り上げていこう」と決意を表明した。
宮崎県での全国大会開催は初めてで、スローガンは、「日本のひなた宮崎から! 宿泊・観光の未来を照らす! IMPOSSIBLE IS NOTHING」。
河本孟德全国大会実行委員長による開会宣言のあと、塚島部長は「観光再始動となった今年の締め括りとして、この全国大会が日本の宿泊観光業界の明るい未来を切り拓く、次世代のリーダーたちの覚悟を育み、ともに成長する貴重な体験を積める機会になれば」と語り、気づきや学びの場などさまざまな準備を進めてきた新福竜太九州・沖縄ブロック長、開催地の細元啓一郎宮崎県部長らに謝意を述べた。
石破茂首相はビデオメッセージで「能登半島地震ではわずか3日間で2次避難者約1万人の受け入れを確保していただき、感謝申し上げたい」と語った。
山本一太群馬県知事もビデオメッセージを寄せ、「温泉文化」ユネスコ無形文化遺産登録に向けて、一致団結して全力を尽くしていこうと呼び掛けた。
河野俊嗣宮崎県知事は「宮崎の魅力は①食②スポーツ③自然④森林⑤神話――の5つのSで表せる」と話し、「ぜひ魅力いっぱいの宮﨑を堪能してほしい」とアピールした。
全旅連の井上善博会長は「青年部員には、全国旅館政治連盟の活動、国会議員の先生方へのロビー活動など大変な汗をかいていただいている」と感謝の意を表し、政治や行政から寄せられる宿泊観光産業、全旅連への大きな期待に応えていく意志を伝えた。
各ブロック・都道府県の積極果敢な青年部活動に対し、その貢献や功績をたたえる褒賞の表彰式も行った。
グランプリは、石川県加賀支部青年部の「能登と加賀を繋ぐ絆の美食フェア~地域復興と観光振興を支える協働プロジェクト~」が受賞。
準グランプリは、北海道道東支部青年部の「自然と人が共存する未来を実現するサステナブルな活動 クマ活 SAVE BEARS」、旅行新聞新社賞は、山口県長門湯本支部・湯田温泉支部青年部の「温泉地から地域を元気に! 山口県・長門湯本温泉『神授の湯 恩湯』を各にした取り組み・湯田温泉『白狐祭り温泉ガチャ』プロジェクト」が選ばれた。
夕刻からは、懇親会やブロックナイトが盛大に開かれた。