24年夏休み旅行費用に関するアンケート 旅行先は国内が84%、海外が32%(ソニー銀行調べ)
2024年12月18日(水) 配信
ソニー銀行(南啓二社長、東京都千代田区)はこのほど、2024年夏休み旅行費用に関するアンケート調査を行った。この結果、今年の夏の旅行先は国内を選んだ人は84%、海外を選んだ人は32%となり、海外旅行先は欧州が最多となった。旅行1回あたりの費用は、国内が「5~10万円」、海外が「30~50万円」との回答が最も多かった。
調査は9月30日(月)~10月14日(月)、今年の夏(7月1日~9月30日)に1泊以上の旅行に行ったソニー銀行に口座を持つ3346人にアンケートを実施した。
今夏に、国内を旅行先に選んだ人は84%だった。同社は、「世界的な物価高と円安を背景に、国内を行先に選んだ人が多いことがうかがえる」とみている。海外旅行に行った人は32%となり、行先は「ヨーロッパ」が27%、次いで「東南アジア」が16%となった。遠方ではあるものの、多くの観光名所がある欧州が人気を集める一方で、東南アジアは比較的円安と物価高の影響を受けにくく、海外の中では移動距離が少ないことから旅行先に選ばれたことがうかがえる。
旅行先で一番お金をかけたものについて聞いたところ、国内旅行では55%が「宿泊」と答え、物価高が続くなかでも宿泊施設にこだわった人が多くみられた。海外旅行では46%が「交通」と答え、円安や石油価格の高騰などの影響を受けて、現地での交通費の割合が大きくなったと推測される。
旅行で費用を抑えるためにした工夫を聞いたところ、「ホテルのグレードを抑えた」と回答した人が23%と最多に。同社は、「宿泊施設にこだわる一方で、予算とのバランスを考え、グレードを抑えるといった工夫がみられる結果となった」と分析した。