大学向け危機管理サービス「大学110番」提供開始 日旅海外グループTASKAL
2024年12月23日(月) 配信
日本旅行(小谷野悦光社長)の海外グループ会社であるTASKAL RESOURCES SDN.BHD.(壁田忠幸社長、マレーシア・クアラルンプール)は、日本国内の大学を対象とした危機管理サービス「大学110番」の提供を始めた。
同サービスは、海外での重大事案発生時に、24時間365日体制で迅速な事故対応を提供する。平時から危機管理に関する相談を受け付けるほか、大学内の海外危機管理マニュアルの整備をサポートする。
また、事案発生直後には対策室を設置し、専門家を派遣して現地での支援を行うなど、対象者の安全を確保するための総合的なサポートを提供する。
利用料金は、1校当たり年間24万円。最小契約単位は1年間。大学が把握している日本人学生の留学者数が2000人未満の大学に限る。
同社は、「コロナ禍が一段落し、海外への派遣学生数も回復傾向にあるものの、国際情勢の不安定さは依然として続いている。海外での事件、事故、テロ、暴動といった不測の事態に巻き込まれるリスクが増加している」とした。開発背景として、「派遣学生数の増加に伴い、大学が追う安全配慮義務に関する事案の発生確率も高まっている。実効性のあるサポートを手ごろに利用したいという声に応えてサービスを開発した」と話した。