【日本秘湯を守る会】第50回総会開く 「理念」に立ち返り、仲間との結束強める
2024年12月25日(水) 配信
日本秘湯を守る会(星雅彦会長、139会員)は12月19日(木)、福島県・磐梯熱海温泉のホテル華の湯で、第50回「2024年度定時社員総会」を開いた。創立50周年を経て、次世代へとつなぐ、仲間とともに生きる理念“旅人の心に寄り添う 秘湯はひとなり”を大切にしていくことを再確認した。
任期満了に伴う役員改選では、星会長ら役員の留任を決めた。
星会長は冒頭、「皆さんのご協力のおかげで今年3月には、大きな節目となる50周年記念式典を盛大に開くことができた」と謝意を述べた。さらに、「『人はなぜ旅に出るのか』を求め続けて宿をつくっていくことは、これから先何年たっても変わらない。皆で前に向かって歩いて行くときに、理念の共有はとても大事」と語り、会の理念に立ち返り、仲間との結束を強めていく姿勢を示した。
今年度は、公式Web予約サイトでの販売増を目指し、外国語対応も進めていく。会員宿の紹介冊子「日本の秘湯」23版の出版も検討していく。
また、同会は東京都第2種旅行業登録をしており、今後旅行業としての事業も拡大していく考えだ。
□日本温泉文化を守る会「素のままで対応できる」
続いて、日本温泉文化を守る会(佐藤好億名誉会長、佐藤和志会長)の第4回「2024年度定時社員総会」を開いた。任期満了に伴う役員改選では、全役員の留任を決めた。
同会は、「日本秘湯を守る会」(星雅彦会長)、「日本源泉湯宿を守る会」(桑原清会長)、「日本文化遺産を守る会」(小山田明会長)の3部会の親会。佐藤和志会長は「国はインバウンド6000万人を方針として掲げているが、外国人旅行者が何を求めているかと言えば、『素のままの日本』ではないか。我われは『素のまま』で十分に対応できるグループだと思っている。これからも長く日本の伝統的な温泉文化を残し、守っていこう」と呼び掛けた。
地熱発電開発問題への対応では、各部会と連携しながら、モニタリングや調査などを実施しデータの蓄積を行っていく。環境省の坂口隆温泉地保護利用推進室長や、エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の西川信康特別参与も出席し、会員宿と意見交換を行った。無秩序な地熱開発とならないよう、お互いがコミュニケーションを取り合うことの重要性を認め合った。
佐藤好億名誉会長は、「私たちは先祖から今日まで、限界集落で温泉を守り未来へとつないでいる」とし、「それぞれの宿が地域で果たす役割に、『誇り』『勇気』『自信』を持って、次の世代にしっかりと温泉文化をつないでいっていただきたい。これが日本温泉文化を守る会が目指すべき中身」と力を込めた。
ていねいに食材を使い
美温かい物は温かいまま、冷たい物は冷たくして美味しい物をより美味しく届けてくれる
お宿の人の顔が見える小さなお宿が大好きです。
それに良い泉質の温泉まである。
ここ数年、春と秋
秘湯の会のお宿ばかり泊まっています。
いつまでも
良いお湯と地の物を使った食事と大切にして欲しいです。
どんどんお気に入りだった
秘湯の会のお宿が
閉じてしまって残念に思っています。
秘湯なので!
インバウンドで
キレイなお湯が汚れ
今まで
足を運んでくれた方が
遠のいては意味がありません。
何代も続けて来てくれる
様な方たちを、大切に。。