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【第35回北前船寄港地フォーラムin加賀・福井 ~北陸復興へ 地域の食と工芸品を世界に~】 北前船日本遺産推進協議会記念大会in加賀 支援に感謝し全員で乗り越える

2024年12月25日
編集部:木下 裕斗

2024年12月25日(水) 配信

52自治体すべての担当者と都倉俊一長官(中央)

 11月21日(木)、北前船日本遺産推進協議会記念大会in加賀が開かれた。開会のあいさつで、宮元陸会長が能登半島地震と9月に発生した豪雨を振り返り、「北陸から援助への感謝を伝えながら、皆様と復興に対する支援方法を考え、被害を乗り越えていきたい」と目的を語り、復興へ一層の協力を求めた。

 北前船日本遺産推進協議会は、日本遺産認定ストーリーである「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間 北前船寄港地・船主集落」を活用し、関係自治体と団体による連携のもと、観光振興と地域活性化の推進を目的に設立された。地域が主体となって、有形や無形の文化財の整備と活用を行い、国内だけでなく、海外へも戦略的に魅力を発信している。

 北前船日本遺産推進協議会記念大会in加賀には、日本遺産「北前船寄港地・船主集落」に認定されている全52自治体が初めて、一堂に会した。

 宮元会長は北前船寄港地・船主集落の日本遺産認定に向けて、尽力した秋田県秋田市文化スポーツ部の納谷信広部長と同機構の中野秀治上席研究員に表彰状を贈った。

 歓迎のあいさつで、石川県輪島市の坂口茂市長は「震災前より豊かな地域となることを目指すなか、大会が開かれることは大変励みになる」と感謝の意を示した。

坂口茂市長

 志賀町の間嶋正剛教育長と小松市の宮橋勝栄市長も歓迎の意を表した。

 来賓として、文化庁の都倉俊一長官は「創造的復興は輪島の人の諦めない気持ちを表している。文化庁としても復興に協力したい」と考えを示した。

都倉俊一文化庁長官

 日本遺産に認定された自治体の首長による被災地へのメッセージをまとめた色紙を、岡山県岡山市の大森雅夫市長が坂口市長と間嶋教育長に贈り、秋田県男鹿市の菅原広二市長が珠洲市と能登町に用意したことを話した。

 また、福井県小浜市の杉本和範市長と秋田県にかほ市の市川雄次市長、岡山県備前市の吉村武司市長が北前船を生かした取り組みを報告した。

 最後には、広島県尾道市長の平谷祐宏北前船日本遺産推進協議会副会長が閉会のあいさつを行った。

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