緊急ダイヤル開設、訪日外国人の会話サポート
10カ国語で無料利用、熊本地震
4月14日に発生した「2016年熊本地震」の被災地支援のため、福岡県福岡市に本社を置く多言語コールセンターの運営会社・ビーボーン(鬼木敏之社長)は、外国人観光客や外国人住民のための無料の「緊急通訳ダイヤル」を4月17日から開始した。
被災地となった九州中部エリアは、熊本から黒川、湯布院、別府を結ぶ外国人観光客に人気の九州横断ルートで、旅行や滞在中に被災し緊急時のコミュニケーションで不自由さを味わっている人は多いという。
緊急通訳ダイヤルは、ホテル・旅館や交通機関、観光地、避難所などで対応するスタッフや自治体、自衛隊関係者が、外国人とのコミュニケーションで困ったときに、専用ダイヤルに連絡するとコールセンター担当者が通訳して、日本人スタッフに伝えるという2地点3者間通訳方式。
英・中・韓・タイ・ベトナム・インドネシア・ポルトガル・スペイン・フランス・ロシアの10カ国語に、24時間対応する。事前契約や事前登録も必要なく、無料(通話料は利用者負担)で利用できる。無料対応の終了はホームページで掲載する。
緊急ダイヤルは092(687)5137。