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相互協力の協定結ぶ、地域活性化の人材育成を(跡見女子大×群馬・長野原町)

山田徹雄学長(左)と萩原睦男町長
山田徹雄学長(左)と萩原睦男町長

 跡見学園女子大学(山田徹雄学長)と群馬県長野原町(萩原睦男町長)は4月19日、相互協力に関する包括協定を結んだ。地域活性化のための人材育成を目指し、インターンシップでのイベント実施などを計画するほか、教員が長野原町を対象にした学術研究「長野原学」を行い、成果を町に還元する。

 萩原町長は、昨年から考えはじめた地方創生による総合戦略を今年から実行に移すにあたり、「地方を救うことができるのは若者のマンパワーと覚悟、女性の力。そのうえでも今回の協定は非常に意味がある」とし、「かたちだけや単発的なもので終わらせてはいけない。ビジョンをしっかり持ち、長期的に受け継ぐものにしていきたい」と意気込んだ。

 一方、跡見女子大は長野原町に研修所を設けており、文京キャンパスと新座キャンパスに続く「第3のキャンパス」と位置づける。2015年度には観光コミュニティ学部を開設したことから、「観光」と「コミュニティ(地域)」の観点で、地方が直面する過疎化や観光客減少などの課題解決能力を身に付けた人材の育成を目指していく。山田学長は「グローバル化が進むほど、コミュニティの重要性は増してくる」と持論を展開。「本学の教員や学生が長野原町のお役に立てば嬉しい」と話した。

 今後の具体的な取り組みは、学生は現地視察を通して観光企画などを考える一方、教員は地道な地域研究に力を入れ、問題を掘り下げて地域の課題解決を目指していく。

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