ロケツーリズム協議会、今年度5回目の会合 LTC認定試験へセミナーなど実施
2025年1月30日(木) 配信
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ロケツーリズム協議会(藤崎慎一会長)は1月16日(木)、渋谷キューズ(東京都渋谷区)で今年度5回目の会合を開いた。今回は、LTC認定の試験に向けて最後のセミナー・グループワークなどが行われた。
冒頭、観光庁文化・歴史資源活用推進室の打田剛室長が「日本コンテンツが世界で注目されている。(訪日客が)3大都市圏に集中するなか、地方は映画の舞台になることが多く、ロケツーリズムによる地域分散に期待している」と語った。同協議会は2016~18年に、同庁の「テーマ別観光による地方誘客事業」に選定され、事業終了後も同庁から活動を応援されているという。
LTC認定は、映画やドラマなどの聖地を生み出すための撮影誘致のほか、作品の活用による地域活性化に向けて、制作者が安心して撮影に臨むことができる受入体制について理解する個人や団体に授与されている。
試験は1月17日(金)~24日(金)に実施された。合格者は2月20日のロケツーリズムフォーラムで認定を受ける。
福島県白河市観光課の鈴木絵梨奈氏は現在放送中の大河ドラマ「べらぼう」に登場する白河藩主の松平定信ゆかりの地として、PR活動を行っていることを紹介。「グループワーキングで、権利処理のタイミングをまとめた資料をもらえ、大変役に立った。知りたいことをすべて聞けた」と感想を述べた。
また、同協議は昨年11月14日(木)に開催されたマッチング大会の成果として、情報番組「朝だ!生です旅サラダ」の撮影が静岡県・川根本町で行われたことも報告した。