岐阜県・下呂温泉旅組が新年総会 永年勤続者108人を表彰
2025年1月31日(金) 配信
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岐阜県の下呂温泉旅館協同組合(瀧多賀男理事長)は2025年1月29日(水)、水明館で新年総会を開き、永年勤続従業員表彰などを行った。
瀧理事長はあいさつ(代読)で、「個人客を中心に国内旅行が飛躍的に伸び、インバウンドにおいても日本ブームに加え、円安傾向が続いていることが追い風となり、コロナ前の数字に迫る勢い」と昨年を振り返り、「下呂温泉全体では、今年度は5年ぶりに(宿泊客数)100万人突破が見込まれる」と報告。下呂市が25年10月から導入する宿泊税については、持続可能な観光まちづくりが加速することが期待されるなか、「組合としても積極的に協力する」と述べた。
永年勤続従業員表彰は勤続年数40年の武川弘氏(湯之島館)、二村緑氏(同)、大坪杉一氏(水明館)らを含む108人を表彰した。
来賓として出席した下呂市副市長の田口広宣氏、岐阜県観光国際部長の崎浦理加氏、下呂警察署長の石川直和氏、NHK岐阜放送局長の小野寺茂樹氏が祝辞を述べた。
閉会の言葉を述べた瀧康洋監事は、宿泊単価が上がるなか、「地域の飲食店を飛び越え、コンビニの売上が増えている」現状を指摘し、組合スローガンにある「地域の発展に貢献する」ためにも、「団体(旅行)にも目を向ける必要があるのでは」と訴えた。