大宮の地で40年、時代は〝継承から綜造ヘ〟(大宮綜合リザーブセンター)
大宮綜合リザーブセンター(久保田力社長)は4月27日、埼玉県大宮市内で同センターの創立40周年を記念した祝賀パーティーを行った。同センターは1977年4月に埼玉県大宮市にて開設され、開設当初は会員数約30施設でスタートした。その後90年に法人へと組織変更を行い、94年には同センター協力会組織を立ち上げた。そして今年、会員数236施設で創立40周年を迎え、次なる時代に向け「継承から綜造へ」と成長し続けている。
冒頭、同センターの久保田興生会長が、同センターの歩みを振り返りながら「この長い道のり40年のなかに、波瀾万丈の日々が多々あった。しかし、多くの皆様一人ひとりのご指導と愛によって、今回40周年を迎えることができた」と感謝の意を表した。続いて、伊香保温泉ホテルきむら代表で、同センター協力会の木村幸久会長が久保田会長の人柄について「人と人とのつながりを非常に大事にする人」と述べ、「この40周年を機に、50周年に向けて頑張っていただき、沢山の協力会のために、送客に尽力していただきたい」と語った。
祝賀パーティーには来賓として埼玉県旅行業協会の浅子和世会長が出席。浅子会長は観光業界を〝家内制手工業〟に例え、「私どもをはじめ家族一丸となってやっていかなければ、できない商売である」とし、そのうえで「国の政策もインバウンド中心に考えられているが、今後はインバウンドだけではなく、アウトバウンドも頑張ってもらわなければならない」と、今後に向け課題を明らかにした。
来賓あいさつ終了後は、同センターの40周年を祝し、旅行新聞新社の石井貞德社長ら8人によって鏡開きが行われた。その後、石井社長は乾杯のあいさつで「現在観光業界の案内所というのは、とても厳しい時代に入ってきていると思う。そのなかで40年という長い間、事業を続けてこれたのはやはり会長の力だと思う」と改めて同センターの40周年を祝った。
乾杯後のアトラクションでは、浅草セグラスツーリズムエージェンシー「EN+(エンタス)」による昭和の歌謡曲の生歌・生演奏や、浅草六区を拠点に、昭和歌謡のレヴューショーを上演する「虎姫一座」による歌やダンス、アクロバットなどを取り入れたパフォーマンスが行われ、出席者たちは懐かしの音楽と、迫力あるパフォーマンスに酔いしれた。
今後同センターでは40周年を記念し、同センター会員施設への送客実績(売上合計)の上位40社に、豪華賞品をプレゼントする特別キャンペーンを展開する予定。