日本専門新聞協会、新春講演会開く 北康利氏「先人から学びを」
2025年2月10日(月)配信
日本専門新聞協会(入澤亨理事長)は1月29日(水)、東京都内で新春講演会を開いた。作家の北康利氏が「先人に学ぶ変化の時代に生き残る経営」をテーマに講演を行った。
北氏は女性向けの下着などを製造するワコールの創業者塚本幸一氏や、サントリー2代目社長の佐治敬三氏、阪急電鉄の創業者小林一三氏などの経営に対する姿勢を紹介。現代の経営に生かせる具体例も話した。
最後に「経営を成功させるために、最も重要なことは先人の人生を突き詰めて知り、学ぶことだ」とまとめた。
講演会後には、レセプションを開いた。入澤理事長は「AIやSNSが普及するなか、弊害として、誹謗中傷が増えた。若者は既存のメディアから離れている」と認識を示した。
「(メディアは)原点に立ち返って、専門性や正確な情報を発信することで、読者から信頼や期待を寄せられ、必要とされるだろう」と語った。