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今年は“ジャンプ”の年、140カ国、1500コマ予定

田川委員長(左)と見並副委員長
田川委員長(左)と見並副委員長

ツーリズムEXPO、9月22―25日開催

 日本観光振興協会と日本旅行業協会(JATA)は5月25日、東京都内で会見を開き、9月22―25日まで東京ビッグサイトで開く「ツーリズムEXPOジャパン2016」の概要を発表した。3年目の今年は “ジャンプ”の年と位置付け、世界最大級の観光イベントとしての事業基盤の確立と次ステージへの飛躍を目指す。実行委員会の田川博己委員長(JATA会長)は今回のキャッチコピー「旅は変える。人生を。世界を。」に触れ、「ツーリズム産業が人を動かし、地域を動かし、未来を変える原動力になっていきたい」と想いを語った。

 田川委員長はオリンピックイヤーの今年、20年の東京五輪に向けて日本への注目が本格化することを踏まえ、今回の開催意義を「『観光立国日本』から『観光大国日本』への道を拓く1ページになる」と述べた。ポイントとして(1)国内、海外、訪日の三位一体型の完成型を目指す(2)アジアでの旗艦イベントとして明確なポジションを確立する(3)ツーリズムレガシーの新しい芽を出す――の3点を挙げ、これを軸にそれぞれの事業を展開していくとした。

 また、見並陽一副委員長(日本観光振興協会理事長)は、「EXPOが世界の観光に関わる人々の共通課題や目的を模索、確認する場となるよう、今回はジャンプの年として大きな柱を確立したい」と意気込んだ。

 EXPOの中心事業の1つ、国際会議は昨年までの「国際観光フォーラム」から「ツーリズムEXPOジャパンフォーラム」と名称を統一。今年は「輝き続ける日本、そして世界―インバウンド4千万人時代の交流大国を目指して」をテーマに、基調講演やシンポジウムを開く。国内観光シンポジウムは「ガストロノミーツーリズムで地域を元気に」と題し、国内観光にも世界の潮流を取り入れるため、海外からの登壇者を迎える。

 出展数1500コマを予定する展示会は、国内から47都道府県、海外は140カ国・地域以上が参加する見込み。今回は国内の震災被災地やテロで落ち込んだフランスなど、需要回復のための取り組みを展開する。一般日には趣味嗜好性からの観光促進を狙い、「スノースポーツ&スノーリゾート」「道の駅」などの企画を予定する。また、交流会「JAPAN NIGHT」は、観光大国日本を象徴するイベントとして五街道の拠点となる「日本橋」で行う。

 なお、今年の入場者数目標は18万5千人。

 一方、来年以降のEXPOについて田川委員長は2年ごとに事業設計をする方針を示し、今後、日本が観光大国を目指すうえで「EXPOはツーリズム産業だけのものではなく、他産業との連携を広げていかなくてはならない」と言及。そのなかで、商談会はよりBtoBを強化していくことが必要不可欠だとした。

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